昆虫道傳説

色々なところで出会った昆虫類を紹介していきます。

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2013年 夏の記憶

2013年 夏と言えば、やはりセミ君です。

いつも思うのは、セミ君たちがいてくれるからこそ、頑張っているからこそ、大変に暑い日々も凌げるような気がするのです。

長い地中での幼虫時代を経て、地上へ出た時、成虫と言うその姿はもはや子孫を残すためだけの姿に他なりません。

成虫でいられる時間は我々から見れば、大変に短い、一瞬とも言うべき時間しかありません。

だから、暑い夏の季節、セミ君たちはみんな輝き、美しいのです。

そして、その短い時間で相手を探し、次世代への足がかりを作らなければなりません。

そう考えると、セミ君を捕るなどと言う事はとんでもない事なのです。

人間の好奇心などにつきあっている暇など、セミ君には全くないと言う事です。

それはどんな生きものにおいても共通の事ですが・・・。

ですから、大変に短い時間の中で精一杯生命を謳歌して生涯を終える、セミ君たちの邪魔は決してして欲しくないといつも思います。

うるさいとか何とか言うのも、単なる人間の身勝手です。

生きものたちは自然界の中でずっと以前からそう生き続けてきたのです。

人間がどうこう言うべき筋合いは全くないと言う事でもあります。

さて、堅苦しい話はこれくらいにして、この「夏の記憶」のセミ君たちをピックアップしてみました。


撮影はEOS 1D MarkⅢ+SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM+1.4×テレコン使用での手持ち撮影です。
どちらかと言いますと、日陰での撮影が多く、感度は高めです。



20130728_i01.jpg


(エゾゼミ・エチゴ型個体:通称エチゴエゾセミ 2013年7月28日、新潟県長岡市の越後丘陵公園にて撮影)


このセミ君は以前にも別の場所で掲載しましたが、全く見た事のない、現地では種など全く想像も付かないセミ君でした。

ふと足下を見ると歩いていました。

現地ではまさか新種とは思わなかったですが、外国産のセミ君なのかも知れないなどと軽く思っていました。

そのためにきちんと本腰を入れて撮影していませんでした。

これが後になって後悔の元でした。

帰宅後に手持ちの「日本産セミ科図鑑」(誠文堂新光社)で調べてみましたら、載っていました。

それもエゾゼミ君の地域特有の個体で『エチゴ型個体』と出ていました。

通称では、エチゴエゾゼミ君とも言うらしいです。

この変種エチゴエゾゼミ君、いわば新潟県特有の個体で考えてみると大変に珍しい種類である事も調べるうちにわかりました。

もっときちんと様々に撮影をしておけば良かったと言う事は言うまでもありませんでした。

ちなみにこの後にも少しして、この越後丘陵公園に撮影行に行っていますが、このエチゴエゾゼミ君は残念ながら姿が見えませんでした。

この時初めて会う種類でした。




20131019_i01.jpg


(エゾゼミ 2013年8月14日、新潟県長岡市の越後丘陵公園にて撮影)



この日は先のエチゴエゾゼミ君をもう1回撮影したいと1日中探しましたが、残念ながら姿が見えませんでした。

その代わりに、エゾゼミ君のノーマルの個体に初めて会う事が出来ました。

エゾゼミ君は関東を抜けて地方のフィールドでは特に多くいると言う印象ですが、樹木の高い場所にいるのでしょうか、声は聞こえても、姿が見えないと言う事ばかりでした。

この時は運良く樹木の根元付近にいましたので、撮影する事が出来ました。

このエゾゼミ君も首都圏ではまず会う事の出来ない種類です。




20131019_i02.jpg


(ニイニイゼミ 2013年8月16日 茨城県潮来市の水郷トンボ公園にて撮影)



ニイニイゼミ君も声は聞こえても、意外と姿の見つからない種類であると感じます。

東京都近郊でも何度か会ってはいますが、それほど個体数が多いという感じではありません。

この時も大変に久しぶりでした。

丁度目の高さの所にとまっていてくれたのが幸いでした。




20130816_i01.jpg


(ツクツクボウシ 2013年8月16日 茨城県潮来市の水郷トンボ公園にて撮影)



ツクツクボウシ君は自宅の周辺でも見られる、身近なセミ君です。

声が聞こえたら、夏の終わりが近いとされ、出現時期はおおむね晩夏の時期です。

この写真の個体は飛んできて、うちの腕にとまりました。

写真を撮影するために、指に移ってもらいました。

日陰での撮影だったのが、少し残念ですが、自分では大変に気に入っている写真です。

何故かと言いますと、意外と人間には敏感なツクツクボウシ君ですが、このツクツクボウシ君の個体は大変に優しく、澄んだ、安心しきったような、言葉では言い表せない素晴らしくきれいな表情であるからです。

セミ君の顔(表情)なんてみんな同じだと言われそうですが、うちはそうは思いません。

このツクツクボウシ君は素晴らしくきれいで澄んだ表情をしていると思います。

写真撮影後に近くの樹木の幹に移してあげました。




20131019_i03.jpg


(アブラゼミ 2013年8月16日 茨城県潮来市の水郷トンボ公園にて撮影)



こちらはおなじみのアブラゼミ君です。

自宅周辺や身の回りでは一番多くいる種類と言えそうです。

写真撮影する機会もこのアブラゼミ君が一番多いと言う事も言えます。

このアブラゼミ君、毎年必ず道路や地面でひっくり返っている個体を良く見ます。
反対に他の種類ではそういう姿を見る事は殆どありません。
ひっくり返っている、アブラゼミ君を見れば、必ず指をさしのべて、つかまらせて、樹木や植栽に連れて行く事がいつもの事です。

しかし、今年はそのひっくり返っているアブラゼミ君を全く見掛ける事がありませんでした。
声を聞いている限り、個体数が例年よりも少ないと言う感じもしませんし、大変に不思議です。
このひっくり返りアブラゼミ君が何故今年は見られなかったのか、大変に興味深く思っていますが、何を対象に何を根拠に調べれば良いのかが全くわからないため、疑問は疑問のままになりそうです。

今からでは早いですが、来年がどうなのか、その結果にも期待したいと思っています。




20131019_i05.jpg


(ヒグラシ 2013年8月18日 栃木県真岡市根本山いきものふれあいの里にて撮影)



ヒグラシ君、夕方近くになると森の中から声が聞こえてくると言う印象のセミ君です。

この日も夕方の暗くなりかけた時間でした。

この写真の個体も飛んできて、一旦うちの腕にとまってくれたのは良いのですが、少しして飛んで行ってしまい、近くの樹木の幹にとまったところを撮影した物です、

指に移ってもらおうとしたのですが、残念ながら叶いませんでした。

夕方の日が沈む頃に森から聞こえて来る、ヒグラシ君の声は何故か哀愁を帯びたような感じがしてなりません。




この夏に撮影した各種のセミ君たちですが、今年はミンミンゼミ君の写真を撮影していないのに気がつきました。
ミンミンゼミ君も自宅周辺でも多くいる、アブラゼミ君に次ぐ、身近な種類です。
姿は多く見掛けましたが、残念ながら、写真を撮っていなかったようです。


今この記事を書いている、10月も下旬にもさしかかろうとしている今では、もうセミ君たちの声は全く聞こえません。
少し前の賑やかさが今では静けさのように静まりかえっているという感じがします。

少し寂しい様な感じもしますが、それと同時に暑い夏も終わり、秋へ季節が移り変わってきています、。

季節のピンポイントでだけしか、成虫としての姿となれない、そして大変に短い生涯のセミ君はどうやってこの暑い夏にだけ出てくる様に進化したのでしょうか。

今年もセミ君たちがこの暑い夏を謳歌し、確実に1個体1個体が次世代への足がかりの期待を持って、生涯を終えて行ったと思いたいです。

来年も暑い時期、セミ君たちが例年のように賑やかに生命を謳歌する姿を見る事が出来るのを期待したいと思います。

そして、セミ君たちがその暑い時期にきちんと生命を謳歌していれば、少なくとも(環境的に)自分も生きられると言う気がしますし、暑い夏を乗り切る事も出来ると感じるのです。






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  1. 2013/10/19(土) 22:44:54|
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