昆虫道傳説

色々なところで出会った昆虫類を紹介していきます。

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奥多摩の昆虫類(蛾類編・その6)

奥多摩の昆虫類(蛾類編その5)に引き続き、その6です。

同じく、仕事場周辺の惣岳渓谷桧村橋付近にて撮影した蛾類をあげていきます。

撮影機材は仕事中である事から、全てコンパクトデジカメでの撮影です。中にはやむを得ず、不鮮明な写真を掲載している場合もありますが、自分自身の記録としてと言う意味合いからも画質にこだわることなく、掲載をしています。


*誤って種を判断している場合も多々あると思います。
 その時はご教示を頂ければ大変に幸いに思います。

依然として、まだまだ不明種が多くいる状態が続いています。



●No.24 【初めて会う種類】

20141120_i04.jpg

ホシオビコケガ 君です。 20mm~28mm程度
ヒトリガ科(Arctiidae) コケガ亜科(Lithosiinae)

撮影データ
日時:2014年9月8日 08:20頃
場所:奥多摩町境・新桧村浄水所前の道路脇、植物類の葉っぱ上、静止。

白地に黒点模様、いつもの如くに「ゴマダラ・・・」かなと調べるも、該当せず、結局はまた片っ端から標本写真と照らしあわせとなりました。
ヒトリガ科とは全く思いつかず、大変に時間がかかってしまいました。
シンプルで大変にきれいな蛾類です。




●No.25 【初めて会う種類】

20141124_i01.jpg

フトベニスジヒメシャク 君と思われる個体。 25mm~30mm程度
シャクガ科(Geometridae) ヒメシャク亜科(Sterrhinae)

撮影データ
日時:2014年9月8日 10:10頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿いの駐車スペース内、植物類の葉上、静止。

前回の{その5」の No.23 の個体とも関わってきますが、外観からだけでは大変に難しいです。
色々とみていても、名称の由来である、「ベニスジ」の太さや明瞭度を見ていても、殆ど判断には役に立たないと言うことがわかってきました。
となると、別の部分を見ていくしかありません。

翅の縁の外縁の線の形状であるとか、「ベニスジ」の端部の形状であるとか、内線の形状、翅の形(特に尖り具合)などから判断していくしかないと言うことになります。

図鑑類の標本写真ではわからない事は、サイトなどで見ていきますが、サイト上にも様々な個体の写真が掲載されており、実際に本当に表記されている個体なのかどうかも良くわからないものすら多くあります。

様々に見て、総合的に考えて、フトベニスジヒメシャク君としましたが、コベニスジヒメシャク君、ベニスジヒメシャク君である可能性もない訳ではありません。



●No.26 【初めて会う種類】

20141124_i02.jpg

ウスフタスジシロエダシャク 君と思われる個体。 20mm~25mm程度
シャクガ科(Geometridae) エダシャク亜科(Ennominae)

撮影データ
日時:2014年9月9日 08:20頃
場所:奥多摩町境・新桧村浄水所前の道路脇、植物類の葉っぱ上、静止。

この個体も少し調べるのに苦労しました。
最初はウスアオエダシャク君かなと思ったのですが、良く見ると薄く入っている線がまっすぐではありません。
少し波打っているかの様に入っています。
ただ、拡大してみてみても、コンデジ撮影ですので、画像が粗くなってかえってわかりにくくなってしまいます。

そんな中で、薄い線が柔らかく波打って、2本くらい見えることと、全体的に白地ではある物の、細かい灰色の点が散りばめられていることなどから、同種と判断しました。




●No.27 【初めて会う種類】

20141124_i03.jpg

ナツハゼヒメハマキ 君と思われる個体。 16mm~18mm程度
ハマキガ科(Tortricidae) ヒメハマキガ亜科(Olethreutinae)

撮影データ
日時:2014年9月9日 14:30頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、境生活館脇のクズさんの葉上、静止。

この個体はハマキガ科とすぐわかりましたが、その先が大変に時間が掛かりました。
ナツハゼヒメハマキ君なのか、コケキオビヒメハマキ君なのか、それとも別の種類なのか、大変に迷いました。
最終的には模様と幼虫の食草(奥多摩での植生を考えて)から判断しました。

余談ですが、以前に山梨県北杜市のオオムラサキ自然公園でも今回と似た種類を撮影していますが、その時はナツハゼヒメハマキ君かニレコハマキ君かで迷った覚えがあります。
結局はそのまま不明種となりましたが・・・。



●No.28 【初めて会う種類】

20141124_i04.jpg

不明種

撮影データ
日時:2014年9月9日 14:40頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿い、駐車スペース付近のクズさんの葉上、静止。

この個体、かなり小さかったと思います。多分1cmに満たないくらいの大きさだったと思いますが、見当が付きません。
キバガ科か、ホソガ科かそれともと思いましたが、該当種が見付かりません。

とりあえず、不明種であげておきます。

今回も以上の5種類ですが、不明種も更に残り、また完全に断定できる種類すら少ないと言う状況です。
撮影写真だけでは大いなる限界を感じてきています。しかし・・・。
蛾類は外見からだけでは大変に難しいと言うことはわかるのですが、そのために写真でダメなら、捕れば良いと言う訳には行きません。
うちの流儀から、種の同定をする(いわば自分の単なる好奇心)ために生きものたちの生命を左右すると言うことは一切やらない=採集はしない。と言うことに決めています。

撮影画像で判断できるまでで、それ以上採集しないとわからないのであれば、それで仕方がないと言うことです。
のちのちにだんだんとわかってくることもありますが、それに期待するしかないと言うことになります。

次回の「その7」でも5種類を目標にアップしたいと思います。



<参考文献>
全国農村教育協会「昆虫探検図鑑1600」
講談社「日本産蛾類大図鑑」
学研「日本産蛾類標準図鑑」Ⅰ~Ⅳ巻
保育社「原色日本蛾類図鑑」上・下
保育社「原色日本蛾類幼虫図鑑」全2巻
北隆館「原色昆虫大図鑑」Ⅰ蝶・蛾編
学研「日本産幼虫図鑑」
北隆館「害虫・益虫生態図鑑」
文一総合出版「イモムシハンドブック」1~3
東海大学出版会「日本の鱗翅類―系統と多様性」
谷田昌也「六虫会と中国地方の蛾類」
むし社「世界のカトカラ」
六本脚「花を訪れる蛾たち 知られざる姿を求めて」
「日本産蛾類大図鑑以後の追加種と学名の変更(第2版)(Post-MJ Edition 2)」
「日本産蛾類大図鑑以後の追加種と学名の変更(第2版)(追録1)」
北海道大学出版会「札幌の昆虫」
東京堂出版「庭のイモムシ・ケムシ」
東京堂出版「道ばたのイモムシ・ケムシ」









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  1. 2014/11/24(月) 12:06:51|
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