昆虫道傳説

色々なところで出会った昆虫類を紹介していきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

奥多摩の昆虫類(蛾類編・その8)

奥多摩の昆虫類(蛾類編その7)に引き続き、その8です。

「その1」~「その7」と同じく、仕事場周辺の惣岳渓谷桧村橋付近にて撮影した蛾類をあげていきます。

撮影機材は仕事中である事から、全てコンパクトデジカメでの撮影です。中にはやむを得ず、不鮮明な写真を掲載している場合もありますが、自分自身の記録としてと言う意味合いも含めて、画質にこだわることなく、掲載をしています。


*誤って種を判断している場合も多々あると思います。
 その時はご教示を頂ければ大変にありがたく幸いに思います。


依然として、まだまだ不明種が多くいる状態が続いています。
また、掲載数が多くなるに従って、以前掲載した種類が再び掲載されることもありますが、全く違った状況での撮影ですので、気がつく限りは避けていきますが、掲載時にわからない場合はそのまま掲載をして行きます。

また、わかる限りで、以前に掲載した種類と同じ場合は、以前の記事を参照出来るように記載したいと思います。



●No.34 【初めて会う種類】


20141125_i01.jpg


クロスジアツバ 君です。 17mm~25mm程度
ヤガ科(Noctuidae) クルマアツバ亜科(Herminiinae)

撮影データ
日時:2014年9月10日 17:45頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿いの駐車スペース内、ササ類葉上、静止。

この個体はヤガ科アツバ亜科かクルマアツバ亜科あたりだろうと見ていったら、早々に見付かりました。
会った個体は全体的に色が薄い感じがしますが、模様はいくらか擦れてはいてもはっきりと確認出来ます。
その模様から判断しました。

同じ、クルマアツバ亜科にウスキミスジアツバ 君やヒメツマオビアツバ 君と言う、大変に良く似た種類もいました。




●No.35 【初めて会う種類】  *参照:「その4」 No.18 と同じ種類と思われる個体


20141125_i02.jpg


2015年1月16日追記
クロオビリンガ 君です。 20mm~30mm程度
コブガ科(Nolidae) リンガ亜科(Chloephorinae)
ATSさんより、お教えを頂きました。(コメント欄)



ヒメサビスジヨトウ 君と思われる個体。 12mm~13mm程度
ヤガ科(Noctuidae) ヨトウガ亜科(Hadeninae)

撮影データ
日時:2014年9月11日 08:55頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿い、桧村橋下りバス停前のクズさんの葉上、静止。

この個体も大変に悩みました。
当初はヤガ科の中のアツバ亜科かクルマアツバ亜科かシタバガ亜科のあたりかなと思っていたのですが、どうも当初から調べるところを間違えていたようです。 
ただ、個体差でしょうか、撮影した個体とピッタリとくる様な個体の写真は発見できませんでした。
あくまで、特徴的なものを総合して、判断しました。

もしかしたら、同じヨトウガ亜科にシロテンウスグロヨトウ 君と言う、良く似た種類もいますので、その可能性も否定できません。

ただ、前翅縁の形状や白斑(この写真の個体はきわめて不明瞭)、模様などから、ヒメサビスジヨトウ 君と判断をしました。




●No.36 【初めて会う種類】


20141125_i03.jpg


ニセアカマエアツバ 君です。 30mm程度
ヤガ科(Noctuidae) クルマアツバ亜科(Herminiinae)

撮影データ
日時:2014年9月11日 08:55頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿い、桧村橋下りバス停前のクズさんの葉上、静止。

この写真の個体も大変に悩みました。
アカマエアツバ 君かオオアカマエアツバ 君か、それともニセアカマエアツバ 君かでです。
アカマエアツバ 君は本土では珍しいとのことで一応除外し、2者のうちのどちらかと言うことになりました。

模様を見ても、殆ど消えかかっていて、翅下部のスジくらいしか手がかりになりません。

オオアカマエアツバ 君のスジは、細く、消えかかるようである特徴なのに反して、ニセアカマエアツバ 君のスジは太く明瞭であるとの特徴から同種と判断しました。

ただ、いつもの如くに個体差が大きいので、オオアカマエアツバ 君である可能性も否定できません。
少なくともオスの個体であれば、触覚でも判断が出来るのですが、残念ながらメスの個体なのか、触覚が見えていません。




●No.37 【初めて会う種類】


20141125_i04.jpg


オビガ 君です。 45mm~60mm
オビガ科(Eupterotidae)

撮影データ
日時:2014年9月12日 08:20頃
場所:惣岳渓谷桧村橋付近、国道411号沿いの駐車スペース脇、植物類の葉上、静止。

最初はカギバガ科あたりかなと思っていたのですが、そうではありませんでした。
オビガ科、1科1種の蛾類です。
標本写真やその他の写真などとは色合い(多いのは黄色っぽい、黄土色のような色合い)がかなり違っていましたが、模様と形態が特徴的ですので、同種と判断しました。




●No.38 【初めて会う種類】


20141125_i05.jpg


フタヤマエダシャク 君です。 31mm~39mm程度
シャクガ科(Geometridae) エダシャク亜科(Ennominae)

撮影データ
日時:2014年9月12日 10:50頃
場所:奥多摩町境、境生活館向かい駐在所前の路上、静止。

この個体も大変に迷いました。
最初は、リンゴツノエダシャク 君かと思ったのですが、僅かながらに違和感があり、エダシャク亜科を調べていきますと、似たような種類ばかりでした。色合いは個体差が大きく、時には全くあてになりませんので、模様(特に線形)に注意して、見ていきました。

その結果、色合いこそは若干違いましたが、この写真の個体の線形とピッタリと来る種があり、それが、このフタヤマエダシャク 君でした。

勿論、それでわかったからと言っても、蛾類の場合は油断禁物です。
エダシャク亜科は、それでも一通りは見ておき、まず間違いないだろうと言うことで判断しました。


今回の「その8」も5種です。
何とか完全なる不明種は出ませんでしたが、まだまだ確実性に欠ける個体が多いのも確かです。

次回の「その9」も5種を目標にアップします。

まだまだ、惣岳渓谷桧村橋付近でのコンデジ写真だけでも、1/3もアップできていない状況です。
その上に、7月31日~10月3日(仕事の公休は除き)の間に撮影した数を含めると、まだまだ、アップしたのはほんの一部で、その数は膨大な量になります。
本当にいつ完結するのか、いつ総まとめの記事とリストをアップできるのか、だまだ遠い先の様な感じがします。


<参考文献>
全国農村教育協会「昆虫探検図鑑1600」
講談社「日本産蛾類大図鑑」
学研「日本産蛾類標準図鑑」Ⅰ~Ⅳ巻
保育社「原色日本蛾類図鑑」上・下
保育社「原色日本蛾類幼虫図鑑」全2巻
北隆館「原色昆虫大図鑑」Ⅰ蝶・蛾編
学研「日本産幼虫図鑑」
北隆館「害虫・益虫生態図鑑」
文一総合出版「イモムシハンドブック」1~3
東海大学出版会「日本の鱗翅類―系統と多様性」
谷田昌也「六虫会と中国地方の蛾類」
むし社「世界のカトカラ」
六本脚「花を訪れる蛾たち 知られざる姿を求めて」
「日本産蛾類大図鑑以後の追加種と学名の変更(第2版)(Post-MJ Edition 2)」
「日本産蛾類大図鑑以後の追加種と学名の変更(第2版)(追録1)」
北海道大学出版会「札幌の昆虫」
東京堂出版「庭のイモムシ・ケムシ」
東京堂出版「道ばたのイモムシ・ケムシ」









スポンサーサイト
  1. 2014/11/25(火) 23:49:53|
  2. 昆虫
  3. | コメント:2
<<奥多摩の昆虫類 その9 (蛾類編・その9) | ホーム | 奥多摩の昆虫類(蛾類編・その7)>>

コメント

はじめまして。
埼玉県狭山市のATSと申します。
No.35はクロオビリンガ(コブガ科)ではないでしょうか?
  1. 2015/01/15(木) 23:26:23 |
  2. URL |
  3. ATS #YqzQT8Bs
  4. [ 編集 ]

こんばんは、こちらこそ初めまして。

うちのつたないブログをご覧頂き、また、ご指導、ご鞭撻をも賜り、誠にありがとうございます。

No.35の個体ですが、クロオビリンガ 君で特徴もピッタリと来ますね。

記事中に書いてある通り、しっくりと来る種が見付からなかったため、少し無理をしてしまいました。

不明種としておけば良かったのですが、蛾類は個体差なども激しく、かなり似ていると言う事で誤った判断をしてしまいました。

ご教示をいただき、誠にありがとうございます。

追って、本文中も訂正を致します。
  1. 2015/01/16(金) 17:38:57 |
  2. URL |
  3. よしの88 #aIyeTs/w
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

よしの88

Author:よしの88
東京都目黒区在住
昼夜・休みと関係のない不規則な仕事の合間に時間を見付けては、あちこち撮影に歩いています。

写真は駆け出しの素人写真ばかりですが、どうぞ、ごゆっくりと。
コメントなども大歓迎です。
ただし、記事の内容に対する記述の含まれないコメントは勝手ながら、無条件削除とさせて頂きます。

全ての写真はノートリミング、無修正・無加工でそのままJPEG画像をサイズ変更だけで手を加えることなく掲載しています。
遠い、小さい、見にくい、ぼけている、そして暗い・明るい・飛んでいるなどの写真が往々にしてありますが、ご了承下さい。

また、ここで掲載している写真・画像の無断転載、使用、画像への直接リンクなどは一切お断り申し上げます。
事前にメールなどでお知らせ頂きたくお願い致します。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

昆虫 (43)
その他 (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。